フラップ
お馴染みの亀の甲ホックがついていますが、普通のものと違いオス側の先端が直接露出しないようメス側に覆いがついている変わった金具です。また、立体感を出すために縫い目も設けられています。バイアステープの退色が激しいですが元は濃い緑だったのでしょう。ちなみにこの水筒覆いの前の水筒覆いは留め具が一つでした。フラップがもう少し長くて左右でクロスできるようになっており、中央に付いたヒネリという金具で固定する代物です。私はまだ持ってませんが、60年代自衛隊を再現するのには必要なんですよねぇ…
裏側
固定はベルトループかダブルフックワイヤーですが、ベルトループでの固定の方が多いかと思います。ダブルフックワイヤーだとどうしても脱落しやすいですし、これは自衛隊だと特に死活問題でしょう…。ダブルフックワイヤー部分はM1910キャンティーンカバーの影響が色濃く出ているのが分かりやすい部分だと思いますね。
内側
内部は起毛はされておらず一枚布の構造です。一枚布でも痛みが少なく感じるのはビニロンの丈夫さが利点として出ているのでしょうか。また、ダブルフックワイヤー部分の生地が痛んだのかミシンで刺して補修がされています。ワイヤー部分のベルト引剥がして縫ったんでしょうねぇ…かなり手間の掛かる補修ですが旧型装備だとこういう補修をされたものが多く感じます。良く言えば補修してでも使い潰すということですが悪く言うと貧乏気質って感じでしょうかねぇ…
ビニロン製装具はかなり丈夫でいいんですが、その点が仇になって中々更新が進まなかったのかもしれませんね。
下部
カバー下にはドレインホールは空いていません。水が入ったら溜まりそうですねぇ。水筒本体とカップ
中の水筒とカップです。見て分かるかと思いますがM1910水筒そっくりですね。材質はアルミニウムですので軽量です。水筒の容量は計量していないので分からないんですが、現用の水筒2形が900mlということを考えると恐らく900mlなのかと思います。
カップの持ち手
カップはワイヤーハンドルでした。M1910だとバーハンドルですからその点違いがあります。現用のカップもほぼ同じ物ではないでしょうか。取っ手の固定金具はリベット留めです。カップには目盛りが振ってあり100ml、200ml、300ml、400mlをおおまかに計量できるようになっています。溶接跡
水筒は二枚溶接して作っているようで溶接跡があります。金属製水筒はプラ製水筒と比べると結構手間が掛かってますね。キャップ
キャップはプラスティック製で、ゴムを内側にはめ込んで漏れ対策をしています。チェーンで繋がれているので紛失はし辛いかと思います。カバーの金具が水筒本体に擦れるためか削れている箇所が2つあります。
水筒本体・刻印
58の刻印がありますので昭和58年製でしょうか。Qマークと製造会社の社章らしきものも刻印されています。現用の水筒はプラスティック製になりましたね。ナスカンも付いていたりするのでそちらのほうが色々便利でしょう。カップ内部
カップは砂でも入り込んで擦れたのか大分キズがあります。使ってもジャリジャリ感は無いので普通に使えました。インスタントコーヒーを淹れるのに便利です…w。カップ裏・刻印
カップにもQマークと社章らしきものが刻印されていますが、数字は52ですので昭和52年製でしょうか。手元に来るまでになんやかんやあってこの組み合わせになったのでしょうかね。水筒1形じゃないですが水筒2形の仕様書は公開されているので貼っておきます。昭和62年制定なのでそれまではこの水筒1形を作っていたんでしょうか。
あとがき
連 休 終 了。しばらく祝日は無いので連休は楽しめません。金欠なのもあって連休中はどこかに遊びにいくだとかはしていないのもあってどっかに行きたいですねぇ…旅行もいいですがいい加減Vショーにまた行きたいです。最後に行ったの去年の3月ですから…w。次回は7月ですが台東館会場は行ったことないのでどんなところか楽しみです。JRだけで行けないのでアクセスが不便ですがまぁ仕方ないですね。浜松町館は東京駅からのアクセスが凄く良かったんですけどねぇ…4年後にまた出来るらしいのでまた浜松町に戻ってほしいものです。
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